【ロコベース リペア クリーム】の使用感と成分分析

美容

第一三共ヘルスケアから出ている、ロコベース リペア クリーム(ハンドクリーム)について、書いてみようと思います。

コロナ禍による頻繁なアルコール消毒で、手荒れの人が増えているようです。アルコール(エタノール)は、殺菌、ウイルス除去などの効果がある一方、アルコールの濃度にもよりますが、肌荒れの原因となる可能性もあります。

保湿するのが手荒れ改善には一番です。今回は、保湿にピッタリなハンドクリームについて、書いていきます。

目次

ロコベースとは?

ロコベース リペアは、ヨーロッパで誕生したブランドで、つらい乾燥肌向けの皮膚保護剤となります。

製造元は、トランシーノを製造販売している第一三共ですね。

敏感肌と同じような感じで、乾燥しがちな肌は、外部刺激からお肌を守り、水分の蒸散を防ぐバリア機能が落ちています。

単に保湿ケアするだけでなく、このバリア機能をサポートする処方設計となっているのが、ロコベースリペアシリーズとなります。

この処方設計を、スキンバリア理論と呼んでいます。

セラミド3、コレステロール、遊離脂肪酸(ここでは、オレイン酸、パルミチン酸)が必要不可欠という考えが、スキンバリア理論です。

それでは、ロコベース リペアのクリームについて、見ていきましょう。

ロコベース リペア クリーム 使用感と成分分析

出典:https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_locobase/product/cream.html

ロコベース リペア クリームの使用感

きれいな白色状のクリームで、結構硬めのクリームですね。

硬めでやや塗り伸ばしにくいテクスチャー、ぺったりした使用感を持っています。

塗り伸ばしたあとも、ややペタッと感が残りますが、肌荒れに、保湿に特化したハンドクリームなので、 そこは仕方なしです。

このペタッと感、膜感のおかげで、水仕事に対しても抵抗性が生まれ、防御できそうですね。

ロコベース リペア クリームの成分分析

クリームの全成分

ワセリン、水、BG、パラフィン、オレイン酸ソルビタン、グリセリン、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン、ミネラルオイル、カルナウバロウ、コレステロール、セラミド3、水添レシチン、パルミチン酸セチル、オレイン酸、パルミチン酸、アルギニン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、セタノール、シア脂

ワセリン、パラフィン、ミネラルオイルは、炭化水素油。ワセリンどの炭化水素油などを嫌われている方がおられると判断しますが、この成分は、皮膚科医で処方される塗り薬にも使用されていますので、嫌われる理由がわかりません。

皮膚に密着し、肌からの水分蒸散を防ぐことにかけては、ピカイチの性能を有します。

BG、グリセリンは、多価アルコールで保湿成分。

オレイン酸ソルビタンは、界面活性剤。乳化剤ですね。

(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリンは、油溶性のゲル化剤で、オイルの粘度を上げ、乳化安定性を向上させるために配合されているものと思います。

カルナウバロウは、植物系のロウです。室温固形で、粘度調整に役立ちます。酸化安定性などは良好です。

ここまでが1%を超える成分かと思います。

化粧品には珍しく、訴求成分などがほぼ配合されておらず、非常にシンプルな処方設計となっています。

訴求されているのは、セラミド3、シア脂、くらいでしょうか。セラミドは乾燥する肌や、敏感肌の方には、もってこいの成分です。

ロコベース リペア クリームのフリー項目
  • エタノール
  • パラベン
  • フェノキシエタノール
  • 香料、着色料

パラベンもフェノキシエタノールも配合されていないので、防腐剤フリー商品となります。

水分量が少ないのと、抗菌性のある多価アルコール(BG)が配合されていることから、防腐剤フリーにできたのかと思います。

◆ 個人的な評価 ◆

★ ロコベース リペア クリーム ★
☆ 総合評価:S- ☆
● 伸ばしやすさ:A
● 肌なじみ:A
● 保湿力:S+
● 肌への優しさ:S
● 匂い:S-
● コスパ:S-
● オリジナリティー:S-
※S+が一番良く、C-が一番悪い評価となります。

伸ばしやすさ、肌なじみの評価がやや悪いですが、この評価はハンドクリームだからこそです。伸ばしにくく、肌なじみが悪いということは、それだけ、お肌の保護に向いているということ。

手荒れに悩んでいる、水仕事を頻繁にされる方はには、本当にありがたい商品ではないかなと思います。

どんな人にオススメ?

  • 手の肌荒れにお悩みの方
  • 日頃から、水仕事が多い方
  • 敏感肌の方

最後に

ロコベースリペア クリームについて、解説してみました。

手荒れに悩む方への救世主となり得る存在ではないでしょうか。保湿感もさることながら、耐水性がややあることから、水仕事をされる際にも、もってこいのクリームだと思います。

ハンドクリーム選びの参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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